コダワリのモノ

コダワリながらも、つい流行りモノに手を出してしまうそんな今日この頃。気付けば40代。
コダワリのモノINVERALLANINVERALLAN 3A LUMBER CARDIGAN/インバーアランのカーディガン

INVERALLAN 3A LUMBER CARDIGAN/インバーアランのカーディガン

INVERALLAN 3A/インバーアランのカーディガン

フィッシャーマンズセーターとして知られる、立体的かつ独特な編み柄が特徴のアランセーター。まずポピュラーなところで名が挙がるのは、インバーアラン(Inverallan)のニットかと。本来、クルーネックのプルオーバー(ジャンパー)がオーセンティックなアランセーターですが、僕自身も好んで着ているのは、インバーアランのランバーカーディガン(3A LUMBER CARDIGAN)。

ただカーディガンといっても軽く羽織る感覚のものとは違い、カナダのカウチンセーター同様、重くズッシリとしたアウター仕様のカーディガン。太く強めに撚った毛糸をガッシリと編込んでいるため、それなりの重量です。

INVERALLAN 3A/インバーアランのカーディガン

インバーアラン/Inverallan Handknitters Limited:

インバーアラン社は、スコットランドのハンドニットメーカーとしてスタート。ユニークかつクオリティーが高い熟達したニッターが多数登録されており、その数は約3,000人とのことで、さらにそれぞれの経験と技術によってランク分けされているそうです。また、インバーアランのアランセーターは、ニッターの各家庭にて製品化。工程は約90時間かけて25,000回以上編み込むことにより誕生。商品タグには一つ一つ担当したニッターのサインもあり。

ちなみに日本国内で流通しているインバーアランのアランセーターには、大きく分けて2種類あります。ひとつは日本の代理店イットディビジョン社が輸入元となる”正規品”。もう一方は世界共通に展開されている、いわゆる”並行輸入品(並行品)”。判別方法は、襟元のタグが正規品は茶タグ、並行物は緑タグ。(2014年からInverallan社の別レーベル"STRATHTAY Handknits"が誕生し、世界共通品の並行物には順次緑タグの"STRATHTAY"(ストラスティ)が付くようです)

製品の違いに関しては、正規品の糸はダブル(2-PLY)で撚られており、全てA級ニッターによって編まれたもの。編み模様もより立体的で、ガッシリと目の詰まった仕上がりのため、重さは並行物と比べると大きく違い、かなりズッシリ感じる着心地。

その証拠に並行物は自重によって伸びますが、正規品は全くと言っていいほど伸びません。で、画像だけではその重みやらガッシリ感が分かりづらいと思いますが、ナチュラルは約20年着用もの。ブラックが9年、ネイビーが5年物。20年物や5年物の正規品はいまだに毛玉ができにくく、並行物のブラックは結構毛玉が発生しやすい。ただしハンドニットゆえの個体差もあり、伸びや毛玉なんて本来ニットはそういうもの。並行輸入品のクオリティが劣ってるわけではなく、正規物の出来栄えが良すぎるだけかも。

サイズ感に関しては、正規物は小さめに感じます。身長170で38をチョイス。一方、並行物は36を着用。

INVERALLAN 3A/インバーアランのカーディガン

アランセーターについて:

500年以上の歴史を持つアランセーター。通称「フィッシャーマンズセーター」とも呼ばれ、アラン諸島の悪条件の海で働く漁師たちが着用していた手編みのセーターが起源。アランセーターは幾つもの編み柄で構成され、日本で言えば家紋のようなもの。編み柄が同じ組み合わせ によるニットは2つとして存在しないとか・・というくだり。

実は、起源や歴史に関するあたりは、本来の史実とは違っていたようで。僕自身も、昔から見聞きしていた事をここに書いていた (2014年12月以前)ので、上記部分はあえて残しておきます(汗。

そして、今現在目にしている実際のアランセーターの発祥は、わずか100年ほど前。独自文化の中で生まれたものではなく、当時島に出入りしていた漁師が着ていた、チャネル諸島発祥のガンジーセーターを元に、編み柄など手を加えたモノとの事。アランセーター自体アイルランド・アラン諸島で誕生したニットであることに間違いはないようで。→アランセーターについて詳しく知りたい方はこちらへ

また、ハンドニットで本場のアランセーターには、知る人ぞ知る” Galway Bay Products(ゴルウェイベイ/ゴールウェイベイ)”のニットがあります。一度手にすれば”伝説”さえも信じたくなる本物。モノによってウールは未脱脂どころか・・手がギトギトになるほど脂が残っています。そのため、インナーは汚れるうえにニオイもツーンと・・。しかし、編み柄など編み手の技術や個性がそのまま反映され、仕上がる一枚のニット。本物のアランセーターを求めるならGalwaybayのニット。間違いありません。(が、高齢だった会長が数年前に他界され、その後の生産システムがハンドニットからマシンニットへ変わってしまったようで、すでに入手は不可能のようです・・。)

INVERALLAN 3A/インバーアランのカーディガン

で、話を戻してインバーアランのニット。由緒正しき”本物のアランセーター”ではないのだけれど、”アランセーター”として広く認知されていることは確か。そこには媒体などでの露出や、ラルフローレンのニットファクトリーだったという逸話など、コマーシャル的な要素もあったと思われるが、クオリティの高いハンドニットを長年安定供給してきた実績は大きいかと(特にイギリスでは原糸の供給やニッターを確保できず、年によって納期が大きくずれこんだり、オーダーをキャンセルすることは多々あり)。

インバーアラン(Inverallan)の襟付きアランカーディガン・3A

インバーアラン代表的なセーターと言えばカーディガン。ベーシックモデルである襟付きの「3A」は、シャツなどをインナーにするなど、ジャケット風な着こなしをする場合にシックリときます。応用を利かせるにはこちらの3Aが良。

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インバーアラン(Inverallan)のクルーカーディガン・4A

そしてもうひとつは、襟無しクルータイプのモデル「4A」。少し可愛らしい雰囲気もありますが、スウェットパーカなどをインナーにした場合には4Aの方が首元あたりがスッキリとした見映えになります。しかし、パーカーなどの組み合わせ以外だと首周りがスースーして寒いです・・

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上の2モデル以外にも、ショールカラーでフロントがダブルの合わせになっている「7A」もあり。ちなみに、本場で編まれているアランセーターのカラーリングは生成りカラーとネイビーが基本。

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